「二重にしたいけれど、埋没と切開のどちらがいいのかわからない」「アイテープを毎日使うのに疲れた」「埋没法をしたのに、数年で取れてしまった」。二重の手術は、顔の印象を左右し、目という大切な器官のすぐそばを扱う手術です。方法ごとの特徴とリスクを知ったうえで、納得して選ぶことが大切です。
二重まぶたの仕組みと、2つの方法
二重のラインは、まぶたを持ち上げる筋肉(またはその膜)と皮膚がつながっていて、目を開けたときに皮膚が折りたたまれることでできます。一重の方は、このつながりが弱いか、まぶたの皮膚や脂肪が厚くて折り目が出にくい状態です。
- 埋没法 — まぶたの裏側や皮膚側から細い糸を通し、皮膚と奥の組織を糸で留めて折り目をつくります。皮膚を切らない方法です
- 切開法 — 二重のラインに沿って皮膚を切り、必要に応じて余分な皮膚や脂肪を取り除いて、縫い合わせることで折り目をつくります
埋没法と切開法の比べ方
| 比べるところ | 埋没法 | 切開法 |
|---|---|---|
| 持ち | 糸がゆるんだり取れたりして、ラインが薄くなる・戻ることがある | ラインが長く保たれやすい |
| 腫れ(ダウンタイム) | 大きな腫れは数日〜1週間ほどが多い | 大きな腫れは1〜2週間ほど。落ち着くまで数か月かかる |
| やり直し | 糸を取れば、元に近い状態に戻せることが多い | 元に戻すのは難しい |
| 向いているまぶた | まぶたが薄い、脂肪が少ない | まぶたが厚い、皮膚のたるみがある、埋没法で何度も取れた |
| 傷あと | ほとんど目立たない | ラインに沿って傷あとが残る(目を閉じたときに見えることがある) |
| 費用の目安 | 数万〜20万円程度が目安とされています | 20万〜50万円程度が目安とされています |
※二重まぶたの手術(埋没法・切開法)は自由診療です。費用は医療機関ごとに異なり、効果の感じ方には個人差があります。
主なリスクと、手術前に確認したいこと
どちらの方法にも、次のようなリスクがあります。
- 腫れ・内出血 — 多くは時間とともに引きます
- 左右差・希望と違う幅 — 腫れが引くまでは判断しにくく、落ち着いてから評価します
- 感染・糸の露出(埋没法) — 糸がまぶたの裏に出て、目がゴロゴロすることがあります
- 目の表面の傷 — 目が痛い・充血が続くときは早めに受診が必要です
- 傷あとの赤み・硬さ(切開法) — 数か月かけてなじんでいきます
特に大切なのが、「まぶたが下がって見えるのは、眼瞼下垂(がんけんかすい)のためではないか」の確認です。まぶたを持ち上げる筋肉の働きが弱っている場合、二重の手術だけでは目が開けにくい状態は解決しません。眼瞼下垂は、条件を満たせば保険で治療できることもあります(関連記事: 眼瞼下垂)。
また、アイプチやアイテープを長く使っている方は、まぶたのかぶれが起きていることがあります。かぶれがあるうちは手術を避け、先に治療します(関連記事: まぶたのかぶれ)。
診察室でよく聞かれる質問
| 質問 | 答え | 理由 |
|---|---|---|
| 埋没法は何年もちますか? | 人によって大きく違い、数か月で取れる方も、長く保たれる方もいます | まぶたの厚み、目をこする癖、糸の留め方などで変わるためです。目をこすらないことが持ちを良くする基本です |
| 手術後、いつからメイクできますか? | 埋没法は数日後から、切開法は抜糸の後からが一般的です | 傷口に化粧品が入ると、感染やかぶれの原因になるためです。具体的な時期は手術を受けた医療機関の指示に従ってください |
| コンタクトレンズはいつから使えますか? | 腫れが落ち着いてから。多くは1週間前後が目安です | レンズの出し入れでまぶたを引っぱると、傷や糸に負担がかかるためです |
受診の目安
- 相談を — 二重の手術を考えていて、自分のまぶたに合う方法を知りたい
- 受診を — まぶたが重く、目が開けにくい、額にしわを寄せて目を開けている(眼瞼下垂の確認)
- 早めの受診を — 手術後に、強い痛み・腫れが増していく・膿が出る・熱をもつ
- すぐに眼科へ — 手術後に、見え方がおかしい、目の痛みや充血が強い(関連記事: 逆さまつげ)
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参考情報
本記事は皮膚科領域の一般的な公開情報に基づいて作成しています。個別の症状の判断は、必ず医療機関でご相談ください。

