脂漏性皮膚炎とは?顔や頭皮の赤み・フケのような皮むけの原因と治療

脂漏性皮膚炎とは?顔や頭皮の赤み・フケのような皮むけの原因と治療
DERMATOLOGY GUIDE | GENERAL DERMATOLOGY
更新日: 2026年9月14日執筆: あび皮膚科クリニック編集部監修: アマデアル亜琵医師(日本専門医機構認定 皮膚科専門医)医師紹介

頭皮のフケ・かゆみ、小鼻の脇・眉間・耳のまわりの赤みとカサカサ——この組み合わせは脂漏性皮膚炎の典型パターンです。「体質だから」「乾燥のせい」と諦めている方が非常に多いのですが、実際には治療でコントロールできる病気です。

SKIN STRUCTURE — CROSS SECTION 表皮(バリアの層・約0.2mm) 真皮(弾力を支える層) 皮下組織(脂肪の層) 毛穴(毛包) 皮脂腺皮脂を分泌して肌を保護 汗腺汗をつくる 詰まり(角栓)ができる場所
皮膚の構造のイメージ図。脂漏性皮膚炎は皮脂腺の多い場所(頭皮・小鼻の脇・眉間・耳のまわりなど)に起こりやすい皮膚炎です図: あび皮膚科メディア編集部作成(イメージ図であり、実際の構造を簡略化しています)
目次

原因 — 皮脂とマラセチアというカビ

皮脂の多い場所で、皮膚にもともと住んでいるマラセチア(酵母のなかま)が増え、皮脂の分解産物が刺激となって炎症が起こると考えられています。ストレス・睡眠不足・季節の変化・洗いすぎ/洗わなさすぎで悪化しやすいのも特徴です。

できやすい場所(皮脂の多い場所)

  • 頭皮・生え際
  • 小鼻の脇・眉間・眉の中
  • 耳のまわり・耳の中
  • 胸・背中の中心側
SEBORRHEIC AREAS — WHERE SEBUM IS ABUNDANT

頭皮・生え際 眉・眉間 耳のまわり・耳の中 小鼻の脇 胸の中心側 ※背中も中心側(背骨沿い)に出やすい

色のついた部分 = 皮脂が多く、脂漏性皮膚炎ができやすい場所

脂漏性皮膚炎ができやすい場所のイメージ。皮脂の多い場所に出やすい

治療 — 保険診療でできます

  • 市販の抗真菌成分配合のシャンプー等 — コラージュフルフルなどが代表的です
  • 炎症を抑える外用 — 赤み・かゆみが強い時期に使用します
  • 抗真菌薬の外用 — 比較的軽症な時の治療の中心です

脂漏性皮膚炎は再発しやすいため、良くなってからの維持のしかた(洗い方・保湿・抗真菌シャンプー等の続け方)まで含めた管理が必要です。

フケ・かゆみで悩む方へ — 見分けの目安

脂漏性皮膚炎 乾燥によるフケ 頭部の乾癬
フケの質 ベタつく黄色っぽいフケ 細かくパラパラした白いフケ 厚い銀白色のフケ様の付着など
赤み あり(境界はぼんやり) 目立たない 境界がはっきりした赤みなど
対処 抗炎症薬・抗真菌薬の外用 保湿・洗いすぎ見直し 診断が必要(治療が全く異なる)

必ずしも典型的な見た目をするとは限らず、診断が難しいことも多いです。

受診の目安

  • フケ用シャンプーを1か月使っても良くならない
  • 赤み・かゆみを繰り返す
  • フケが厚い・脱毛を伴う(別の病気の確認を)

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参考情報

本記事は皮膚科領域の一般的な公開情報に基づいて作成しています。個別の症状の判断は、必ず医療機関でご相談ください。

アマデアル亜琵医師(日本専門医機構認定 皮膚科専門医)

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