頭皮の日焼け|分け目がヒリヒリ・皮がむけるときの手当てと、抜け毛・シミ・皮膚がんへの影響、頭皮の紫外線対策

頭皮の日焼け|分け目がヒリヒリ・皮がむけるときの手当てと、抜け毛・シミ・皮膚がんへの影響、頭皮の紫外線対策
DERMATOLOGY GUIDE | GENERAL DERMATOLOGY
更新日: 2026年10月31日執筆: あび皮膚科クリニック編集部医師紹介

「外で一日過ごしたら、髪の分け目がヒリヒリする」「数日たって、頭からフケのような皮がポロポロ落ちてきた」。頭皮は髪で守られていると思いがちですが、分け目やつむじ、髪の薄い部分は紫外線を直接受けやすい場所です。頭皮の日焼けの手当て、髪や頭皮への影響、日々の対策を説明します。

目次

頭皮が日焼けしやすい理由

頭のてっぺんは、体の中で太陽にもっとも近く、真上からの日差しを正面から受ける場所です。顔や腕には日焼け止めを塗っても、頭皮は無防備になりがちです。

  • 髪の分け目・つむじ:いつも同じ場所で分けていると、そこだけ地肌が露出し続けます
  • 髪が薄くなってきた部分:年齢とともに、髪による日よけの効果が下がります
  • 短髪・刈り上げ:地肌が透けやすくなります
  • 屋外での長時間の活動:スポーツ観戦、レジャー、畑仕事、海や山など

症状と経過

頭皮の日焼けも、体の日焼けと同じ日光皮膚炎(やけどの一種)です。日光を浴びて数時間後から赤みとヒリヒリした痛みが出て、半日〜1日ほどでピークになります。髪に隠れて赤みが見えにくく、「シャンプーがしみる」「ブラシが当たると痛い」で気づくこともあります。

数日たつと、日焼けした皮膚がはがれて、フケのような白い皮がまとまって落ちてきます。ふだんのフケや脂漏性皮膚炎と違い、日焼けした範囲に一致して数日で終わるのが特徴です。強い日焼けでは水ぶくれができることもあります。

頭皮の症状 考えられる原因 見分けのポイント
分け目に一致した赤み・痛み→数日後に皮むけ 日焼け 屋外で過ごした後に出る。数日〜1週間で落ち着く
黄色っぽく脂っぽいフケと赤み、かゆみ 脂漏性皮膚炎 生え際や眉間、小鼻のわきにも出る。繰り返す
銀白色の厚いフケと境目のはっきりした赤み 乾癬 ひじ・ひざなど体にも出ることがある
何か月も治らないかさぶた・ざらざらした赤み(髪の薄い部分) 日光角化症・皮膚がん 長年の紫外線が原因。高齢の方に多い

日焼けしてしまったときの手当て

  • まず冷やす:冷たいシャワーや、水で濡らして絞ったタオルを当てます。保冷剤を使うときはタオルで包み、直接当てないようにします
  • 洗髪はぬるま湯で、指の腹でやさしく:熱いお湯や爪を立てて洗うのは避けます。痛みが強い日は、シャンプーを使わずぬるま湯で流すだけでもかまいません
  • ドライヤーは冷風か、離して短時間で:熱風は刺激になります
  • カラー・パーマ・強い整髪料はしばらく控える:日焼けした頭皮には刺激が強すぎます。皮むけが終わるまで待つのが安全です
  • むけてきた皮を無理にはがさない
  • 水分をこまめにとる

痛みが強いときは、ステロイドの塗り薬(頭皮用のローションなど)で炎症を抑えることがあります。水ぶくれができた場合は、破らずに皮膚科で処置を受けてください。

髪や頭皮への長期的な影響

1回の日焼けで、髪がまとまって抜けてしまうことは考えにくいです。ただし強い炎症の後には、一時的に抜け毛が増えたように感じることがあります。

注意したいのは、長年の紫外線の積み重ねです。紫外線は皮膚の老化(光老化)を進め、頭皮でもシミや皮膚のたるみの原因になります。さらに、髪が薄くなった部分は、日光角化症や有棘細胞がんなどの皮膚がんができやすい場所として知られています。髪の薄い部分に治らないかさぶたやざらざらした赤みがあれば、早めに受診してください。

頭皮の紫外線対策

  • 帽子・日傘:もっとも確実な方法です。通気性のよいつばの広い帽子がおすすめです
  • 分け目を時々変える:同じ場所ばかり日に当てないようにします
  • 頭皮・髪用の日焼け止め(スプレーなど):帽子をかぶれない場面に。髪の上から地肌に届くように、分け目にねらって使います
  • 日差しの強い時間帯の長時間の屋外活動を避ける

よくある質問

Q. 頭皮のフケのような皮は、洗えば早く取れますか?

A. 何度も洗ったりこすったりすると、かえって刺激になります。1日1回やさしく洗い、自然にはがれるのを待つほうが早く落ち着きます。

Q. 子どもの頭皮も日焼け対策が必要ですか?

A. 必要です。子どもは屋外で過ごす時間が長いため、帽子で頭と首の後ろを守る習慣をつけてください。

受診の目安

  • 頭皮に水ぶくれができた、広い範囲がただれている
  • 痛みが強く眠れない、発熱・寒気・頭痛・吐き気がある(熱中症を伴っていることもあります)
  • 1週間以上たっても赤みやフケが続く
  • 髪の薄い部分に、何か月も治らないかさぶたや出血しやすいできものがある

意識がもうろうとする、水分がとれないなどの熱中症の症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。判断に迷うときは、救急安心センター(#7119)に相談できます。

関連ページ

参考情報

本記事は皮膚科領域の一般的な公開情報に基づいて作成しています。個別の症状の判断は、必ず医療機関でご相談ください。

アマデアル亜琵医師(日本専門医機構認定 皮膚科専門医)

開業時期・診療内容・予約開始のお知らせを、いち早くお届けします。

2027年、つくばに開院予定。ご登録はメールアドレスだけでできます。

開業のお知らせを受け取る

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次